残業月100時間?!過労死ラインとは?潜むリスクと疲労

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残業月100時間未満が世間をにぎわかせています。

経団連や連合の主張が

「100時間以下

「100時間未満

この二つで分かれており、どちらになるかで各業界から注目されていました。

以下と未満。

この二つには大きな違いがありますね。

例えば

・100以下 ・・・ 100より小さい数(100を含む

・100未満 ・・・ 100よりも小さい数(100を含まず

今回は、月の残業が100時間までになるのか

99時間までになるのか

たった1時間の差で揉めていたんです。

1時間の差で何があるのか問い詰めたいですね。

結果はどうなったのか

残業月100時間未満で要請される形になったとの事。

しかし、これには1文が付く形になります。

「繁忙期を例外として認める残業」

この文字列だけ見ると意味不明です。

何を基準にしているのか説明がされていないからです。

元々、労働者が会社と労働の契約を結ぶ際に

三六協定(サブロク協定)を締結します。

今回は、この三六協定の中の残業の項目に焦点が当てられていました。

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三六協定とは

労働基準法36条に基づく労使協定になります。

36条を協定するからサブロク協定ですね。

この36条は、会社が法定労働時間(1日8時間、週40時間)を超えて時間外労働(残業)を命じる場合に必要になります。

労働組合と書面で協定を結び、労働基準監督署に届け出をする形になります。

さて時間外労働ですが

法定労働時間は、先に上げた通り1日8時間、週40時間です。

これを超える法定外労働については

1ヶ月45時間まで、年間で360時間までとなります。

月20日の労働で1日2時間までならセーフです

しかしながら、どの業界にも繁忙期は存在します。

1日2時間の労働では足りない場合の対策として

特別条項付三六協定を結ぶ事が例外の取扱いとしてあります。

(例外が普通になってると思うのは私だけ?)

特別条項付三六協定は繁忙期等で

1ヶ月45時間まで、年間で360時間まで守れない場合に使われます。

1年間に最大で6回(半年分)1ヶ月45時間を超え残業を認めること

年間で720時間までとなります。

単純計算すると

45時間残業 × 6か月 = 270時間

720時間 - 270時間 =450時間

450時間 ÷ 6か月 =75時間

75時間 ÷ 20日 =3.75時間

半年間4時間弱までの残業で、残り半年が2時間残業なら法律でOKだったという事ですね!

十分働きすぎだと思いますが。

副業させよう!会社に副業を認めさせよう!メリットを出そう!

そんな事やっても、移動時間含めて1日の大半を会社に費やして

残る時間は食事と睡眠。

それじゃ副業も進まないのでは?と思わないわけではないですが

世の中ブラック企業と呼ばれる企業ばかりでもないですしいいのかな?

いやいや、ちょっとまって!!!

いつまで健康で入れると思っていますか?

病気や過労死のリスク

世界の中でも特に労働時間の多い日本。

もちろん過労死関連だって多いです。

過去には、日本が国連から立法や規制についての勧告も受けており状況は深刻です。

日本での過労死認定のラインってどのくらいなのか?

知っている方も多いのではないでしょうか。

月80時間の残業(1日12時間労働)

健康になんらかの異常、所謂健康障害を発症する前後で長時間労働の実態がある場合には労災の認定が下りやすいとの事もありますが

あくまで、目安になります。

個人の状況もみなさん違いますし、一概に定義は難しい問題ですね。

実際の過労死や、それに至る前の脳・心疾患・精神疾患の労災請求件数の増減は厚生労働省がデータを出してくれています。

平成28年にまとめられた平成27年までのデータから
読み取ると

脳・心疾患での請求数が760~900件前後で推移
精神疾患の請求数は年々増加し1500件を超えました

あくまでも請求数ですので、実際に給付決定はかなり減ります

出典データ元
http://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/karoushi/16/dl/16-1-1.pdf

病気なんて普通でしょ?って思いますか?

それとも、労災を使えると判断する病気での請求が多い事に驚きますか?

たしかに部分的な残業を減らしたりノー残業デーを作っている会社もありますが長時間労働は依然として存在しています。

脳・心臓・心

この3つは様々な要件で組み合わされます。

  • 仕事の責任
  • パワハラ
  • ストレス
  • 残業を繰り返す事での不規則な生活
  • 睡眠不足

もう少し時間があれば、会社が考えてくれればと思う所もありますね。

代表的な病気として

脳梗塞・くも膜下出血

血流が悪くなる虚血性脳血管疾患系である脳梗塞

内出血で起こる出血性脳血管疾患系であるくも膜下出血

大まかに分ければ脳の血管関係の病気は、この二つです。

前兆として代表的なのが

  • 身体のどこかが麻痺して動かしにくい
  • しゃべりにくい、呂律が回らない
  • 視野が狭くなってくる
  • 視界がぼやける

こういった症状が出てくる場合には初期症状の可能性もある為

早めの医療機関受診をして下さい!

心筋梗塞・狭心症

どちらも血管が詰まる病気です。

完全に血管が詰まり血流が無くなる心筋梗塞

血管が狭くなり血流が悪くなる狭心症

強い痛みが15分~30分程度続く場合はり患している可能性もあります。

早めの医療機関受診をして下さい!

睡眠障害・うつ病

眠れない、心がツライ、見えない心の病気が精神疾患です。

100時間以上の長時間労働、パワハラ等のストレス、休みが無い場合に心への負担が特に大きくなっています。

労災認定されるかもしれないからいいや。ではありません!

自分の身体を守る為、病院へ行ってメンタルケアをしていきましょう。

自分の身体と心を守る為

労働時間を急に減少させることは難しいかもしれません。

しかし、労働者も経営者も会社を存続させていくならしっかりと守る事があります。

法律、法令等の遵守する事は沢山あります。

しっかりと法律を守って従業員も守ってくれる会社であれば良いですが

そうでないなら労働基準監督署へ報告する事も可能です。

必要があれば徹底的に指導してくれます。

その際には未払い分の残業代も帰ってくることでしょう。

会社に悪いから・・・

お世話になったから・・・

今の仕事やめられないから・・・

そんな考えの人が多い。

自分はガマンしてやってみるよと。

その結果が

過労死・自殺・脳血管疾患・心疾患・精神疾患

だとしても良いのだろうか。

自分の将来を大人になってから見直すのは正直キツイと思います。

でも、それはアナタが望んだことだったのでしょうか。

もう一度じっくり落ち着いて考えてみるのもいいかもしれませんよ。

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